東洋医学では【春は肝を労わる季節】です
気温が良くなってどんどん過ごしやすい気候になっているのに「なんだか体がだる~い」となっていませんか?
春に体がだるくなる理由は、冬に溜まった老廃物などを解毒しながら、必要なエネルギーを体中に行き渡らせようと肝臓が頑張って働いてくれているからです。
東洋医学では春は「肝」の気が高ぶりやすい季節といい、肝臓を補養する季節です。
【肝臓機能の低下すると】
1,朝から体がだるい
2、強烈な眠気に襲われる
3、イライラしやすい
4,寒がり・暑がりの差が大きい
5,胃もたれ2~3時間続く
などの不調がでてきます。
また、春は植物なども上へ上へとでようとしますが、肝の気(エネルギー)も上へ上へと上昇する性質を持っていて、肝の気が高ぶって上へ上へと昇りすぎてしまうと顔や頭の方に集まってそこに症状がでやすくなり「頭痛・めまい・不眠・イライラ・精神症状・肩こり・目の充血・花粉症」などに繋がります。
さらに肝臓はホルモンバランスとも関係が深く、女性の場合は生理不順も起こりやすくなるので肝臓を労わってあげてくださいね。
肝臓を元気にする食べ物
【青い食材】小松菜、ほうれん草、セリ、シソ、ミント、青背の魚
【酸味のある食材】梅干し、酢、レモン
【抗酸化を促す食材】ゴマ、ビタミンC・E、ブロッコリー
【春の旬の食材をとる】たけのこ
春が旬のアクの強い食物繊維の多いものは、デトックス効果が強く冬の間溜め込んだ老廃物をしっかり解毒してくれます。
【おすすめの調理法】
酢の物、酸味のスープ、マリネ、お寿司
肝臓機能を高める生活習慣
【血流をよくする】
体を温めて血流が良くなると、外に老廃物をだす力が高まってきます。そうすると肝臓がスムーズにエネルギーを体中に行き渡らせてくれるので気力が満ちて体が温まりいきいきと活動できるようになります。
お風呂につかったり、ホットタオルで肝臓付近を温めてあげることで、顔色もよくなり体の中から元気になっていきますよ(^^)
また、1日に1~2回肝臓部分に手をあてて手の温かさを感じながら深呼吸をすると肝臓付近も温まり元気になります。
【夜中の1時~3時に熟睡する】
東洋医学では夜中の1時~3時は「肝」が働く時間です。
この時間に熟睡していないと、汚れた血液が上手く浄化されず再びきれいな血液が全身に送りにくくなりますので不調や病気にも繋がりやすくなります。
寝る前にゆっくり深呼吸を繰り返したり、本を読んだり、好きな音楽を聴いたりして精神状態をリラックスしてから寝るようにしてくださいね。
肝臓機能が高まると疲れにくくなったり、アレルギー症状がおさまったり、肌の調子が良くなったりと嬉しい効果がたくさん期待できますので生活にぜひ取り入れてみてください。
私は最近、顔が痒くて湿疹がでていたのですがどんなに保湿をしてもいっこうに治らなず困っていた時に肝臓の温めを思い出しました!
肝臓付近を温熱器で温めたら翌日から顔の痒みがピタッと治まり、何をつけてもガサガサになっていた肌が滑らかになったので肝臓が疲弊していたんだと反省しました。
1年の中でも春は肌荒れがしやすい時期ですの、保湿をするのももちろんですが体の中からケアもお忘れなくしてくださいね。
【温活サロンRattan】
森本 裕美 ラタン
20代から35℃台の低体温とひどい肌荒れに悩まされ化粧品・エステ・温熱療法の会社で20年勤務ののち2017年に大阪/肥後橋に「温活サロンRattan」をオープン。美と健康の大敵である冷えを根本から取り除き身体の内側から美しさを引き出すお手伝いをさせていただいてます。
【取得資格】温熱療法サーモセラピスト、エステ国際ライセンスINFA ゴールドマスター、ハーバルピールPROGRAM JAPAN
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